データベースへのCSVの挿入
CSV形式のデータがあり、これらの一部をデータベースに挿入する必要があります
私たちはエンジニアで、アップロードしたCSVを使用したデータベースへの行の一括追加などのCRUD関連のタスクで同僚から面倒な作業を頼まれているとしましょう。CSVからデータを選択してAPIにアップロードするツールを、5分で作成します。
1. ファイルのアップロード
最初に、右側からFilePicker
コンポーネントをドラッグしましょう。
このボタンによって、CSVおよびJSONが自動的に解析されるため、すぐにファイルをアップロードできます。CSVが準備できていない場合、ここからダウンロードできます。
CSVをアップロードした後、FilePicker
の.parsedValue
に9行移入されていることが分かります。
いいですね。
2. アップロードした行のレンダリング
CSVはRetool内にあるので、この行をTable
でレンダリングする必要があります。右側からこれをドラッグしましょう。(デフォルトで、プレースホルダーのデータが表示されますが、これはすぐに新しいユーザー・データに置き換わります。)
プレースホルダー・データからではなく、FilePicker
からデータを取得するように、Table
を変更しましょう。
テーブル・データのプロパティを{{ filepicker1.parsedValue }}
に変更します。
テーブルには、以前にダウンロードした本のデータが表示されています。
3. サンプルAPIへの行のPOST
もう少しです。更新する行を選択できるように、各行にアクション・ボタンを追加しましょう。
Table
をクリックし、右側のパネルで、Action
が見えるまでスクロールしましょう。ここで、アクション・ボタンを追加できます。これを有効にし、テキストUpload
を入力して新規クエリーを作成します。
「create a new query」を押すと、下部でエディターが開き、バックエンドAPIエンドポイントにPOST
リクエストを作成できます。APIコールで、email
、first_name
、last_name
などのパラメーターをJSON
本文に渡すことができます。問題がなければ(ステージングAPIの場合など)、クエリーを実行して、正常に動作するかどうかを確認します。準備できたら、「Save」を押します。次のステップに移る準備ができています。
サンプルのオンボーディングAPI
ここでの「API」とは、サンプルのオンボーディングREST APIのことで、すべてのRetoolアプリに含まれています。データ永続専用のRetool APIはありません。
4. 動作の確認
最後のステップです。データベースからデータを実際に取得するSQLクエリーを作成して、この下にあるTable
にデータをレンダリングします。SQLクエリーを作成するには、クエリー・エディターで「New Query」ボタンを押して、onboarding_db
リソースを選択しましょう。
サンプル・データベースのSQLは次のとおりです。
select * from users order by id desc;
これをプレビューして、問題がなければ保存します。Table
でレンダリングするには、まず、右側からテーブルをドラッグしましょう。デフォルトで、最後に保存したクエリーに取得されます。これを使用しない場合、{{ query3.data }}
と入力して、Table
をクエリーに接続します。これで、実際のユーザーが取得されました。
ツールが動作するかどうかをテストするには、ユーザーをアップロードするたびに、query3
をリフレッシュする必要があります(挿入するたびにページをリフレッシュする必要はありません)。 table1actionbuttonQueryTrigger
(名前を変更していない場合)をクリックして、「After this query runs」セクションにスクロールしましょう。query3
を追加する必要があります。ユーザーを追加するたびに、ツールでデータベースから新規ユーザーが取得されます。
これで終了です。最初のTable
でアクション・ボタンを押して、POST
リクエストをAPIに実行します。成功したら、データベースからユーザーを取得するクエリーがリフレッシュし、追加したすべてのユーザーを表示できるようになります。数分で、完全なツールが作成できました。
このツールの本番での稼働の準備が完了しました。再度CRUDタスクで同僚に面倒な作業を頼まれたくない場合、同僚が自分で使用できるように、このツールへのリンクを同僚に送信することができます。同僚に特定の権限を付与している場合、同僚はツールの編集やクエリーの変更を行うことはできません。実行できるのは、作成したツールを使用することだけです。
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