クイックスタート
Retoolとその仕組みについて簡単に紹介します。
5分間のチュートリアル
Retoolには、テストに使用できるサンプルのデータベースとAPIが付属しています。この5分間のチュートリアルで、サンプルのデータソースを使用して、ユーザーを参照、検索および承認するアプリを作成する方法を紹介します。
はじめに
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https://login.retool.com/で新しいアカウントを作成します。オンボード・プロセスを実行するようにプロンプトが表示されたら、これをスキップして、ブランクの新規アプリを作成します。
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キャンバスで使用可能なコンポーネントのリストは、画面の右側にあります。Textコンポーネントをキャンバスにドラッグします。
注意
コンポーネントは、キャンバスにドロップしたときに、自動的に選択されます。コンポーネントを選択すると、右側にあるコンポーネント・リストが選択したコンポーネントを編集するインターフェイスに置き換わります。
コンポーネントの選択を解除するには、キャンバス内の空白の領域をクリックするか、
Esc
キーを押します。コンポーネントのリストが画面の右側に再度表示されます。
- テキストを、情報を表す言葉にカスタマイズします。値入力ボックスでマークダウンを使用して、テキストをヘッダーとして書式設定し、Textフィールドの値を
# Users
に変更します。キャンバス上のテキストは自動的に更新され、変更した値が反映されます。
クエリーの作成
画面の下部にあるクエリー・エディターで、クエリーの作成またはAPIリクエストの作成を行うことができます。サンプル・データベースは、事前にデモ・データが入力されて提供されています。独自のデータベースを追加した場合、クエリー・エディター・ウィンドウの左上隅にあるドロップダウンを使用して、切り替えることができます。
- コード・エディターで、
select * from users;
と入力します。
クエリーをテストするには、Previewボタンをクリックします。
アプリの残りの部分でこのクエリーからデータの使用を開始するには、クエリーを保存する必要があります。Saveをクリックして、クエリーを保存します。
クエリーを保存する際の注意事項
Retoolでは自動的にクエリーが保存されないため、クエリーの編集後は常にクエリーを保存することを忘れないでください。
データの表示
テーブル・コンポーネントを作成して、Usersテキスト・コンポーネントの下に配置します。デフォルトで、テーブルには最近保存したクエリーのデータが表示されます。アプリは次のようになります。
前のステップでクエリーの保存を忘れた場合、テーブルにはJSONプレースホルダー・データが事前に入力されます。テーブルのクエリーからデータを表示するには、まずクエリーを保存します。次に、テーブルのDataプロパティを{{query1.data}}
に変更します。
テーブルでは、query1
という名前のクエリーのデータが更新され、表示されます。これにより、テーブルのデータがquery1.data
にリンクされます。これで、query1.data
が変更されるたびに、テーブルが自動的に更新され、query1.data
の新しい値が表示されるようになります。
検索の追加
このページをインタラクティブにして、検索ボックスをテーブルに追加しましょう。
- TextInputコンポーネントをキャンバス上にドラッグして、テーブルの上に配置します。
- クエリー・エディターで、クエリーを次のテキストに変更してSaveを押します。これにより、
textinput1
に入力した値に基づいてクエリーが更新されます。table1
がquery1.data
にリンクしているため、textinput1
でテキストが変更されると、query1
が自動的に再実行され、table1
が更新されます。
select * from users where first_name ILIKE {{'%' + textinput1.value + '%'}};
JavaScriptの
{{}}
を表記すると、textinput1
の値を受け取ります。%
を追加すると、SQL検索のワイルドカードとして機能します。テキスト入力でm
と入力すると、名前にm
の文字が含まれているすべてのユーザーが検索されます。
- これで、検索ボックスに入力して、ユーザーを検索できるようになりました。
m
を入力してみてください。
ユーザーの承認と否認
データの表示のほかに、データベースの更新のようなアクションをトリガーするフォームやボタンを作成できます。
- 2つのButtonコンポーネントを作成します。一方のボタンのラベルを
Approve
に変更し、もう一方のボタンのラベルをReject
に変更します。ボタンの色をカスタマイズすることもできます。この例では、色が緑色と赤色に設定されています。
- このボタンを機能させてみましょう。Approveボタンを選択して、Run a queryの下にあるドロップダウンでCreate a new queryを選択します。これによって、自動的に空の新規APIクエリーが作成されます。
- APIをRetoolに接続して、データベース接続を構成する方法と同様な認証スキームを指定します。このチュートリアルでは、デフォルトで適用されているサンプルAPIを使用します。サンプルAPIを使用するには、Resourceドロップダウンをonboarding_api (restapi)に変更します。
- クエリー・エディターを使用すると、すべての種類のAPIリクエストを作成することができます。SQLエディターと同様に、
{{}}
式を使用すると、アプリのコンポーネントで動的にリクエストを生成できます。
Approveボタン用に、次のスクリーンショットのようなAPIリクエストを作成しましょう。
- APIのURLをテーブルの選択した行にリンクします。これにより、APIリクエストがテーブル内の選択したユーザーに接続されます。
- 選択したユーザーを承認するAPIペイロードを追加します。
- APIコールが成功した場合にSQLクエリー
query1
をリフレッシュするようにRetoolを構成します。
Rejectボタン用にAPIプロセスを繰り返します。
ツールのテスト
ボタンをクリックしてツールをテストし、テーブルのリフレッシュでデータを確認します。期待どおりに機能したら、画面の右上隅にある青色のPlayボタンをクリックして、本番設定でアプリを使用します。
これで終了です。クイック・ダッシュボードが作成されました。これで、SQLとAPIリクエストを使用して、ユーザーを承認および否認できるようになりました。
アクセス制御でアプリを使用できるユーザーを制御したり、監査ログでユーザーによるアプリの使用を追跡したりすることもできます。ホーム・ページに戻り、Retoolを調べることで、これらの機能を確認することができます。
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