オンプレミスのRetoolの更新

Retoolを更新する方法

最新のRetoolリリースはDocker Hubからプルできます。Retoolのオンプレミス・インスタンスを実行している場合、新しい機能や修正を取得するには、更新されたイメージをプルする必要があります。更新する方法は、Retoolをどのようにデプロイしたかによって異なります。

Docker Composeデプロイメント

必要に応じて、Dockerfileの最初の行のバージョン番号または名前付きタグを更新します

FROM tryretool/backend:X.XX.X

次に、retool-onpremiseディレクトリーに含まれている更新スクリプトを実行します

./update_retool.sh

Kubernetesデプロイメント

KubernetesのRetoolを更新するには、次のコマンドを使用します。X.XX.XXは、更新後のバージョン番号または名前付きタグで置き換えます。

kubectl set image deploy/api api=tryretool/backend:X.XX.X

Retoolのリリース・バージョン

バージョン番号の付いたRetoolは、ほぼ毎日出荷されています。各バージョンの完全なリストはDocker Hubで参照できます。

また、オンプレミス版のRetoolについては、stablerelease-candidatelatestの3つの名前付きリリース・チャンネルも保持されます。これらは、特定のリリース番号を指し示す名前付きタグを使ってDocker Hubからプルできます。

ほとんどの場合、Dockerfileでリリース・チャンネル・タグをポイントすることをお勧めします。このようにすることで、更新前にDocker Hubを見て特定のバージョン番号を参照する必要がなくなります。これにより、「設定すればあとは自動的に」というアップデート戦略をとることが可能になります。

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下位バージョンへのダウングレードの回避

ダウングレードすると、以前のRetoolアップグレード時に実行されたデータベース移行が原因で、予期しない問題が発生することがあります。

次のいずれかの名前付きタグを使用する前に、現在実行中のRetoolのバージョン番号を確認してください。次に、使用する名前付きタグが、現在のバージョンよりも新しいバージョンをポイントしていることを確認します。

現在のRetoolのバージョンは、Retoolアカウントのダッシュボードから、右下隅にある?メニューをクリックして確認できます。名前付きタグがポイントするバージョン番号は、下のセクションで確認できます。

どの名前付きタグを使用するかを、十分な情報を基に決定していただけるように、以下に各タグについて詳しく説明します。

安定リリース

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まもなく登場

最初のrelease-candidateが現在評価中で、stableとしてもうすぐリリース予定です。

stableタグは、最新の安定版リリースをポイントします。stableに昇格するのは、release-candidateとしてのテストが行われたバージョンのみです。stableタグの更新頻度は低いですが、Retoolの最も信頼できるバージョンです。

最新のRetoolの機能に依存しておらず、アップタイムと信頼性を優先する場合は、stableリリース・チャンネルを利用することをお勧めします。

stableのリリース候補

名前付きタグ: tryretool/backend:release-candidate
現在のポイント先: tryretool/backend:2.65.3

release-candidateは、将来のstableリリースのプレビュー・リリース・チャンネルです。リリース候補のブランチを作成した後は、パッチの形式でバグ・フィックスのマージのみが行われます。release-candidateで導入された新機能は、stableリリースに昇格する前に十分なテストが行われます。

ほとんどのステージングおよび本番インスタンスではrelease-candidateを使用することをお勧めします。安定するまでは時間がかかりますが、リリース候補の信頼性は高く、多くのお客様が大きな問題に遭遇することなくこのバージョンを使用していただけるものと想定しています。

最新バージョン

名前付きタグ: tryretool/backend:latest
現在のポイント先: tryretool/backend:2.66.55

このタグは、すべての新機能と修正を含む最新版のRetoolを表します。これはメインの開発用トランクからのセミナイトリー・ビルドです。

latestタグは、最新機能をテストするための、予期せぬ問題に遭遇した場合の耐性が高いサンドボックスおよび開発環境でのみ使用することをお勧めします。

リリース・ノート

リリース・ノートはupdates.retool.comで毎週公開されます。